01.25
小規模美容室は生産性をもっと下げた方がいい!!
生産性って美容室の経営とかだと、良く言われるんです。
どう言う計算方式かというと、、
【サロン生産性】
月の総売上÷スタッフ人数=【生産性】
まあ、この形が一般的ではないでしょうか?
ようは、月の総売上を何人のスタッフであげられたのか?というのを数字で表したのが、美容業界で、よくいう生産性です。。
ここで、たまに問題となるのが、、
・フロントは人数に入れるの?
・店販売上も入れるの?
・保育士は人数に入れるの?
・時短のパートスタッフはどうするの?
計算方法の基準が曖昧だから、全国的にしっかりとしたルールがないんですよね、、
だから、同じ【生産性】という数字として会話の中で出てくるのだけど、まったく計算方法が違った土台の上で話しているから、わけわからない数字が出てくる事もしばしばある。。
僕が聞いた1番わけわからない美容室の【生産性】の数字は800万円でした、、、
普通に考えて、出来るわけないやろ!!
生産性は大切だけど、、
そこで、その生産性の計算基準が曖昧だから、次に出て来たのが「人時生産性」という概念です。。
これは、計算方法が統一されているから、わかりやすい!!
けど、計算するのが面倒くさいのが1番の難点なんですよね、、、
すぐに、計算する事が出来ない、、
むしろ、経理にやってもらうレベル。。
かなり、前から「人時生産性」って言葉はあるのですが、ほとんど浸透はされてないって言って良いのではないでしょうか、、、
そもそも、美容師は難しい計算とか苦手だし、ちょっと面倒くさいヤツより、【生産性】みたいに、暗算レベルで数字が出せちゃう方が楽なんですよねぇ、、、
うんうん。
すごく、その気持ちがわかる!!!
でね、、
そもそも、本題なのですが、、、
2店舗目を目指す時は、生産性は低い方が良い!!
そもそも【生産性】って美容室の数字の中では、高いに越した事がない数字なんです。。
よく、
「生産性80万円が良い!」
とか、、
「生産性70万円なきゃ社会保険の加入は難しい」
だとか、、
生産性に対して基準にされた、経営が良好なのかの指数がよく美容経営雑誌とかにも載っています。。
だから、結構この【生産性】を高くする事を目指している美容室オーナーもいるんじゃないでしょうか??
実際に、生産性が高い方が利益が良いので、サロン経営も良好になりますもんね。。
けどね、、、
僕思うんですが、、
こういうサロンは生産性を、逆に低くする事を考えなきゃいけないんじゃないかな?
【条件】
●2店舗目以上を目指しているサロン
●5人以下の規模で拡大を目指しているサロン
例えばね、。
1店舗で、5人未満のサロンで、将来は2店舗目やそれ以上のサロン展開を目指している美容室は、生産性を気にしてちゃダメだと思うんです。。
むしろ、低い方がいい!!
よく、「生産性が100万円あります!」とかそれ以上ある話を聞いたりするのですが、だいたいは小規模サロンなんです。、
僕は、そういう話を聞くと、いつも思ってしまうのが、、
「逆に、そんなに生産性が高いから、なかなか店舗が拡大していかないんじゃないのかな?」
そう思っちゃう。、
もっと、生産性下げればいいのになぁ〜
ってね。。
2店舗目を目指している最初の時期は人財の貯金をしよう
生産性が高いって事は、ようはスタッフ数が少ないって事なんですよ!
逆に言えば、もっとスタッフを雇用する体力が、そのサロンにはあるのに雇っていないという事。。。
これがね、
店舗のスタッフ数が10人以上いて、それで生産性が技術売上のみで100万円とかって凄いと思うんです!!
これ、うちも目指したい!!!
けど、これが5人未満とかだと話は別。。
しかも、2店舗目を目指してるなら、なおさらです!!
いやいや、現状維持を目標に、5年後も10年後も今の規模のまま維持していくなら良いんですよ!!
その場合は、少人数で生産性が高いに越した事がない!!!
けどね、これから店舗拡大していこうとしてるなら、むしろ生産性の高さは逆にダメだと思った方がいいかも。。
それだけ、人数が少ない状態なのに、経営者として、人材マネージメントが出来ていない証拠になっちゃうんじゃないですか??
もし、僕が5人未満のサロンで100万円の生産性があるなら、あと2人スタッフを雇って60万円まで生産性を下げます!!
それこそ、『人材への貯金』
だと思うんですよ!!
小さい美容室で、これから拡大していきたいサロンは、この『人材への貯金』が下手くそな所が多いと思ってます!!
まずは、美容室って2店舗目を目指すには、生産性よりも『人』なんですよね!
生産性が高くなる前に、スタッフを雇用する事が出来て、その高い生産性を『人材への貯金』へ変える事が出来るのが重要。。
それが、いち早く出来るかどうかなのが、スピード感のある成長に繋げられるかのポイントだと思うんですよね、、
なんか、この生産性がサロン経営の落とし穴でもあるような気がしちゃうんですよねぇ、、、
発展期の時期には生産性は忘れましょ
やはり生産性が上がると、小規模の時は儲かるんです。
特に個人オーナーになればなるほど、、、
なんか、そこが落とし穴なんじゃないでしょうかね?
ほら、ディーラーさん達も褒めてくれるでしょ??
「○○さんのお店、その人数でこの売上げすごいですね!!生産性ハンパないじゃないっすかー!!」
とかね。
それで、実際に個人店だと、オーナーも報酬が増えて潤ってしまうし、その生活に慣れてしまう。。
ただ、、
これで満足していいのは現状維持をしていこうと決めてるサロンだけ。。
ここから、
2店舗目を目指している美容室は、考え方を変えるとベターです。。
1番大切なのは、小規模サロンの時から「人材への貯金」が出来ているか?の方が、生産性なんかよりも、よっぽど重要なんですよね〜。。
けど、
1度生産性の高い生活をしてしまうと、なかなかそこから抜け出せない。。
そして、
「人材への貯金」もしくは「人材への投資」をする事が出来ない。。
結果、、、
ずっと1店舗のまま。。。
ハッキリ言って、生産性が100万円近い5人未満のサロンは、やり方次第で一年もあれば2店舗目出せます!!
これ、マジで出せると思います!!
これ、なかなか出せてない人は、生産性に縛られすぎじゃないですかね??
生産性が100万円近くを2年も3年もキープしているって事は、2店舗目を目指している美容室オーナーさんとしては、自慢できる事じゃない!!
むしろ、なにかを変えなきゃいけない警告だと思ったらいいのでは?
だから、僕はこういうタイプの美容室に言いたいのは、、
「そこ、生産性をむしろ下げる努力をした方がいいですよーー!!!」
と言いたくなっちゃうんです。、
僕はね。。
2店舗目を目指している人は、、
むしろ、あんまり生産性が高い事は、戦略的には失敗していると思うんです。。
だから、、
ちょっと、そういう考えもあると、思ってもらえるといいかなと、、、
今の時代。。
生産性上げるより、中途採用や新卒採用をするリクルートの方が、よっぽど大変ですよ!!!
そこのマネージメントがうまく出来ない方が、2店舗目を出すにあたっては、すごくハードルになると思います!!
あと、
生産性を下げてまでスタッフを雇用する勇気かな。。
まあ、これが全て正解じゃないでけどねー!
参考にしてください(^^)
では。
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大河内隆広 昭和 53 年 3月 15日生 / 東京都出身 / 国際理容美容専門学校卒業 株式会社 GULGUL代表取締役 『美容室 社長』で検索すると1ページ目の検索順位1位にブログが出てくる。 現在、表参道、東京千葉で美容室を8店舗、イタリアンバル1店舗を経営。 2019年に飲食店トンガリアーノ新小岩店をオープン。 ガイアの夜明けに取り上げられて話題に。 有料オンラインサロンNO LIMITを主催。 会員数800人超。 2019年有料オンラインサロントップ10に選出される