2017
05.24

お店を譲ってもらうって、本当にあるの?

大河内の好き勝手言う!

今の時代って、団塊の世代が引退するので、いろいろな業種で「事業継承」が活発になっているそうです。

しかし、現状は団塊の世代が引退のタイミングで事業継承が出来ずに『廃業』をする中小企業が多いんですってね!

その一番の理由となるのが若い世代で”継承してくれる人がいない“という『人材不足』が大きな課題みたいなんです。。

しかし近年。。そこを、マッチングする為にM&A会社や、税理士団体とかが仲介をして、若い世代と団塊の世代を繋げ「継承」させるというビジネスモデルが出てきました!

まあ、けど実際はなかなか難しい部分もあるみたいですけどね〜、、、 

将来お店を譲ってもらうって本当にあるの?

僕の友人で、ラーメン屋に勤めているヤツがいます。

5人くらいでやっている個人店で、店主が高齢に差し掛かっています。

友人は、将来はそこのラーメン屋を譲ってもらえるような事を、店主から約束されているみたいで、休みの日に僕と飲みに行った時によく話してくれるんです。。

「あそこの店は後継がいないから、店主が引退する時は譲ってもらえるんだよね〜」

友人は、将来自分のお店になると思っているので、すごく一生懸命に働いています。

もっと良い店にならないか?

メニューはどうか?

新商品があった方がいいのか?

当然、自分のお店のように思っているので、仕事に対しての熱の入れようも素晴らしいです。。。

友人は、もともと自分のお店を出したいって夢を抱えているから、今のお店をより良くする事には、一生懸命なんですよね!

でもね、、、

この姿を見て、

すごいなぁ〜と思うのですが、、、

どうしても、僕は不安を感じ、、

思ってしまう。。

それは、、、

「いますぐに、自分で独立しちゃえばいいのに、、、」

譲るって意味を、もっと深く理解する必要があると思うのです

お店を譲ってもらうってなんでしょう??

例えば、月に300万円売上のあるラーメン屋があるとします。

『譲ってもらう』

言葉だけのイメージだと、、

「お前にこの店譲るから、明日からよろしくなー!名義とか全部書き換えといたから、あとは全部よろしくなー!」

それで、すべてが自分のモノになるようなニュアンス。。。

言葉だけの印象で聞くと、

『モノをあげる』ような感覚で『店を譲る』という感じですね、、、

しかし、こんな事あるのでしょうか?

この店主のメリットってなんですか?

そもそも、この店主はこの後どうやって食べていくのでしょうか?

収入源は?

普通に考えると、テナントで運営している物件を「譲る」って、本当はいろいろ大変なんです。。

まあ、店主に子供がいないで奥さんもいなく、養子縁組してて戸籍上の息子になっていれば、店主が亡くなった時には必ず店は譲ってもらえるとは思うのですが、、、

でも。この場合は違います。

これは他人への事業継承です。

もちろん店主が生存時に進んでる話。。

店主自体も仕事は引退するけど、生活する収入を年金だけに頼るわけにはいかない時代でしょう。。

やっぱり、引退後も生活費は確保しなければ、いけない事が多いですよね。。

でも例えば、

もし、そうじゃなく「譲る」という言葉のように、「あげる」感覚で本当に店主がその気でいたとします。

それは、友人が長年働いてくれた事に対し感謝をしていて、自分の財産をすべてをあげてもいいという感情にだっ場合です。

けど、、、

それは、店主だけの意思。。

事業継承前に不慮な事で、店主が死んでしまったら、その話は白紙です、、

そこには『相続』という法律が入ってくるから、、、

たとえ、店主が子供のように友人を可愛がっていても、それは法律には反映されません、、

しっかりと、養子縁組をしていないかぎりは、、、

なにをもって、事業の継承というのか?

それでは、店主が引退する時が来たとします。

店主から

「これからお前にまかせるな!!」

とうとう、その時がきました!

けど、先に書いたように、店主さんの収入は確保しなければいけません!!

5人の個人店です。。

店主が抜けて4人。。

自分が、お店の運営をすべて任せてもらっています。。

しかし、店主の収入は確保。。

ん??

これって、ただの店長じゃない??

例えば、

もしかしたら、店主から「店舗を買い取って欲しい」との事をもらいます。。

金額は1500万円、、、

優しい店主は、日々の売上から分割で良いと、、、

しかし、条件としては1500万円が完済し終わってから名義をすべて変えに行こうと、、

ん???

これって、ただの店長じゃない??

本当にそんなパターンを聞いた事があるんですよね。

このパターンだと、店長?雇われ社長?

この規模だと、店長も雇われ社長も立場的には同列なんです。

「譲ってもらった」という定義を勘違いしてしまったパターンですよね、、

口約束じゃなく『契約』する事が大切。。

「譲ってもらう」というのは、言葉ほど簡単じゃなく、基本的にはしっかりとルールにのっとって、ビジネスとして「譲ってもらう」事が正しい事だと思います。

なので、

「いつか、将来譲ってもらう」

はまったくの契約ではありません。。

口約束です。

しっかりと「譲ってもらう」為の、

●譲渡期日

●譲渡価格

●譲渡の条件

それが明確になっていない限りは、ただの「口約束」にしかすぎないと僕は思うのです。。

とくに、店舗業はずっと繁栄しているわけじゃありません。

「譲ってもらう」のが1年違っただけで、譲渡価格はまったく違うモノになりさえします。

だから、僕は口約束レベルは「絶対にアテにしちゃいけない」と思っているのです、。

この友達と飲んでいる時にすごく心配になっちゃうんですよね、、、

実際に友人がやっていることは、

『他力本願』なのです。。

すべては、店主しだい。。

1年後かもしれないし、10年後かもしれないし、

僕は友達だからこそ「だったら自分でやっちゃえばいいのにー」って思っちゃう!!

まあ、純粋なんでしょうけど、、

第三者から見てると、すごく心配なのです。

僕は、親しい仲になればなるほど、契約書が必要になると思ってます。

お金が絡んでくるような事は特にです!

絶対に”なあなあ”にせず、契約書でしっかりと条件を決めておかないと、親しい仲だからこそ危ういなと思うから、、

そんな事で、何十年も築いてきた関係性を壊さないためにも『口約束』じゃなく『契約書』です!

もし、この友人に本当に譲ってもらう約束があるんだったら、それをアテにしていいのか?を明確にする為に店主と『契約書』を交わすべきです!

専門では、ないけど税理士にでも中に入ってもらい、契約書を作成すればいいんです、、。

●譲渡期日

●譲渡価格

●譲渡の条件

それが、決まって契約書を作り、初めて「譲ってもらう約束をした」と言えるのではないでしょうか?

なかなか、個人店ではここまでやらずに友人のような「口約束」をする事って多いと思うんだけど、、

僕は思うのです。

「アテにしない方がいいよ!」

てね。。

実際に僕は。一年半前に、他人から事業継承を受けて会社を1つ受け継ぎました。。

ここでは、細かい事は何も書いてませんが、思っているよりも、、

「お店を譲ってもらう」

って複雑な事だし、大変なんですよ。。

こういう事業継承の話って、団塊の世代の引退によって、僕達の世代『団塊ジュニア世代』がよく耳にする話だと思います。。

僕達世代のほうが、しっかり知識をもち、うまく先輩達が築いてきた資産を活用出来るといいですよね!!

それが、僕達世代が無知識だと、うまくいきません!

頑張って、先輩達の残してくれたモノを活用出来る知識とスキルを身につけられるようにしておく事!

これが、本当の事業継承なのかもなぁ〜〜

では。


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この記事をかいた人

大河内隆広 昭和 53 年 3月 15日生 / 東京都出身 / 国際理容美容専門学校卒業 株式会社 GULGUL代表取締役 『美容室 社長』で検索すると1ページ目の検索順位1位にブログが出てくる。 現在、表参道、東京千葉で美容室を8店舗、イタリアンバル1店舗を経営。 2019年に飲食店トンガリアーノ新小岩店をオープン。 ガイアの夜明けに取り上げられて話題に。 有料オンラインサロンNO LIMITを主催。 会員数800人超。 2019年有料オンラインサロントップ10に選出される

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