2016
08.29

スタイリストはアシスタントに助けてもらって売上をあげているんだと思う。

大河内の好き勝手言う!

うちの会社は店販売上に対して10パーセントのインセンティブがお給料に付くシステムになっています。

1万円の店販売上 → 1千円

5万円の店販売上 → 5千円

10万円の店販売上 → 1万円

 

うちはアシスタントでも月に10万円の店販売上を上げる人が、そこまで珍しくないので結構なインセンティブになるんですよね。

いままでにアシスタントで50万円前後を売り上げて、給与がプラス5万円くらいのインセンティブがついたツワモノのアシスタントまでいますもん。

 

店販はアシスタントに頑張って欲しい

僕は、店販売上はアシスタントが中心に売上てもらえるのが理想だと思っているんです。

もちろん、スタイリストがお客様にシャンプーやトリートメントをお勧めする方が、人間関係が出来ているし知識も豊富なので簡単でしょう。

でも、お客様に対して、店販を通してのヘアケアのアドバイスや、メニュー提案をアシスタントのうちから出来るようになっていると強いと思うんですよね。

あくまでも、自分のお客様じゃない立場で、しっかりとアドバイスが出来るとかも大切ですしね。。

うちは、基本的に商品紹介よりもお客様に対しての、「ヘアケアアドバイス」を大切にしているんです。

 

⚫︎お客様の髪の状態を把握する観察力

⚫︎どんなケアがお客様に足りていないのか?

⚫︎そのケアは本当にお客様が必要としているのか?

⚫︎うまくその商品やメニューの大切さを伝えられるのか?

 

すべて、アシスタントが出来るようになるのは、すごく勉強になると思います。だって、スタイリストだからといって、上記項目が、つねに出来る人って少ないかもしれませんもんね。

 

店販インセンティブの問題

ただ、ここで問題になるのは『店販インセンティブ』なんです。

いくら、アシスタントに店販をお客様にアドバイスとしてお勧めさせたって、一人の力で初めから、すべて出来るアシスタントは少ないです。

やはり、スタイリストの協力があって初めてアシスタントがスムーズにお客様に店販の紹介やアドバイスが出来るようになるケースが圧倒的に多いんです。

その時に、店販インセンティブをアシスタントにスタイリストは取られてしまうんですよね。。

 

こんなケースも時にはあるでしょう。ほとんどスタイリストの力でお客様は店販に興味をもって、アシスタントはその補助的に頑張って商品が販売されていったケースとか。。

 

その場合でアシスタントにインセンティブを持っていかれると、スタイリストは、その分が入って来ないんです。

 

それでも、気持ち的にはスタイリストはアシスタントに協力して欲しいと僕は思っちゃうんですよねぇ。

 

自分の協力してもらっているんだから、店販は協力してあげて欲しい。

スタイリストの売上は、アシスタントの協力を受けて成り立っています。

マンツーマンスタイルでない美容室だと、ほとんどがそのスタイルになるでしょう。

アシスタント無しの場合、そこまでの売上を出すのは不可能な人も多いのではないでしょうか?

だから、忙しいスタイリストについているアシスタントと、暇なスタイリストについているアシスタントでは仕事量も変わってきますし、店舗によっても忙しさって違いますよね。

たまに、仕事量や他の基準でアシスタントの給与が決められている美容室もあるそうですが、うちはそのケースではないんです。

うちの場合は、スタイリストの指名売上を上げるためにアシスタントに協力してもらい、スタイリストはその売上の中から指名インセンティブを給与としてもらっています。

いくら、忙しくして指名売上をだしても、うちの場合はアシスタントにはインセンティブは行きません。

そんなスタイルの美容室は、うちだけじゃなく全国的にもあるのではないでしょうか?

 

僕の気持ちの中では、、

 

『だったら、スタイリストはアシスタントに対して店販を売り上げる協力くらいは、教育の一環としても協力して欲しい!』

 

という気持ちでいます。

 

スタイリストの売上は、化け物級の売上になるほど自分だけの力で数字が取れているわけじゃないんです。

必ず、何人かのアシスタントの協力やチームとしての力があってからこそ、成り立っているわけです。

 

たまに、そこを勘違いして、、

 

『俺ってスゲー!!自分だけの力がスゲー!!』

 

とか思っちゃってるスタイリストとかには、僕はとしては「ダメだよねぇ〜」って感じちゃうんですよね。

 

そりゃ、スタイリストが数字を上げれるのは、その人の実力が大きいと思うんです。けどね、その裏でしっかりとアシスタントやフロントや、その他のスタッフの協力もあってこそっていう気持ちは忘れて欲しくないんです。。

 

だから、売上を取っているスタイリストほど、、

 

「店販くらいは、アシスタントに協力してくれよなー」

 

とか、僕の立場からすると思っちゃうのが本音です!!

 

これが、美容師スタイリストじゃなく、美容室の社長という僕の立場での見解なのでしょうか。

 

自分が売上を上げる為にはアシスタントに協力してもらって、アシスタントの店販までも自分ですべてインセンティブを持って行ってしまう。そんな図式は好きじゃないんですよね〜。。

いつも自分のお客様を手伝ってくれているアシスタントに、逆に成長させる為にも店販の教育をし、アドバイスが出来るように誘導してあげて、インセンティブを付けてあげる。

そんな器の大きいスタイリスト像が、理想だと思ってしまいます。

 

そのへんを意識していなかった人がいたら、少し意識を変えてくれると助かりますよねー。

 

では。

 

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この記事をかいた人

大河内隆広 昭和 53 年 3月 15日生 / 東京都出身 / 国際理容美容専門学校卒業 株式会社 GULGUL代表取締役 『美容室 社長』で検索すると1ページ目の検索順位1位にブログが出てくる。 現在、表参道、東京千葉で美容室を8店舗、イタリアンバル1店舗を経営。 2019年に飲食店トンガリアーノ新小岩店をオープン。 ガイアの夜明けに取り上げられて話題に。 有料オンラインサロンNO LIMITを主催。 会員数800人超。 2019年有料オンラインサロントップ10に選出される

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