美容室社長をしている大河内隆広のブログです。日々の美容室経営で気になったこと、学んだことなどを好き勝手に書いていきます！

技術カリキュラムの改革をするということは？

大河内の好き勝手言う！

今日は午前中はカリキュラム部の会議がありました。来年の４月を目標に技術カリキュラムの見直しを考えていまして、今日の会議はそこを中心に話し合い。

やっぱり、一つ一つの技術カリキュラムの事を深く話すと、いろいろ変更した方が良さそうな部分って出てくるもんですよね。。

 

「この練習を追加した方がよいのではないか？」

「この練習はいらないんじゃないか？」

 

そんな項目が少し話しただけで沢山ありますもん。

なんかね、こうやって冷静に美容師の技術カリキュラムを見ながら、自分がアシスタントのときに練習したカリキュラムとかも思い出してみたりすると、すごく不思議な練習とかもいろいろあったなと思い出してしまったりします。

 

夜中までワインディング練習に明け暮れた日々

僕が、一番最初に美容師の技術カリキュラムで「？」がつき始めたのはワインディングのオールパーパスです。

僕はアシスタントの時にかなり苦戦したんですよね。。たしか７２本くらいのネープがブルーまで巻く課題でした。

それを何回チェックで不合格にさせられたのでしょう。。何回も何回もワインディングのチェックに落とされて、それでも試験を受けつづけて、、

そのうち、少し手応えがつかめるようになってきました。

手応えがあったので、さらにワインディングの練習をして、休みの前の日なんかは夜中の２時くらいまで、一人で残ってやっていた事も思い出します。

誰もいないサロンの床が、ワインディングペーパーだらけになり、有線を自分で好きな曲にセットして、ひたすらロッドを巻いていました。

夜中の美容室って一人で残っているとちょっと怖いんです。タチの悪い先輩とかが「夜にフロアで出るらしいよ」とか言い出したりして。

一人で練習している時に限って、昼間に先輩から言われた怖い事を思い出しちゃったりするんですよね。。

 

当時、勤めていた美容室は社長の実家の１階にありました。裏口にはj当時の社長のお父さんにあたる会長が住んでいる２階の住宅につながっていたりとかして。。

一人で夜練習している時に、奥の扉が『バタンッ！！』てね。もう、心臓飛び出しちゃうんじゃないかってくらいビックリさせられたものです。

まあ、その扉の音の犯人は、もちろん２階で住んでいる会長なんですけどね。。

「マジで、おじいちゃん勘弁してよ〜」

とか思っていました。

そんな、夜中まで一生懸命に練習して、何度も何度も不合格にされて

「巻き収まりがズレているよね」

「ゴムかけがバラバラだったよね」

「ブロッキングが下手くそだよね」

「表面の艶がないよね」

「ちょっとロッドがオンベースから落ちてるよね」

もう、心が折れそうなほど、いろいろな理由で何回も不合格くらいました。。僕は不器用な方だったので、それを解消する手段って練習しかありませんもん。

でもね、花が開かない努力はないんです！何度目のワインディングチェックへのチャレンジだったのでしょう？

 

「大河内ワインディングチェック合格！」

 

いやー、本当に嬉しかったですよね。あれだけ汚かったワインディングのオールパーパスが、いろんな先輩たちに指摘されながらアドバイスをもらい、ついに皆んなに認めてもらえるくらい綺麗に巻けるようになったんです。。

もう、受かった時は僕の一生の財産だと思いました！！

何度も不合格にされたからこそ、この達成感があるしね。なんか山を乗り越えたように清々しささえ感じられましたもん。

この時の心境は「何度も不合格にされたけど、諦めずに頑張ってよかった！」という気持ちです。。

こういう経験は美容師であれば、僕世代はワインディングでなくてもあるんじゃないでしょうか？

 

あれ？一生の財産だったのに、どうしちゃったの？

さてさて、すごくワインディングに関しては良い話なのに、一番最初にワインディングのカリキュラムに『？』がついたかっていうと、、、

 

独立して、GULGULを立ち上げたある日。。

スタッフから。。

「社長〜、ワインディング教えてください！！」

僕が、何度も不合格になって乗り越えたワインディングです！あの夜中までの練習時間があったからこそ、いまの僕がいるといっても過言ではないでしょう！

 

「ヨーーシ！やっちゃうよ〜！！」

「久しぶりにタイム計ってワインディングやっちゃおうかな！！お前ら、よーーく目ん玉おっ広げて見とけよ！！」

 

 

結果。。。。

 

 

 

惨敗。。

 

むしろ、タイムなんかぜんぜん入らねーし。。

キタねーし。。

指動かねーし。。

あれだけ営業でワインディングなんてルーティンのごとくやっているのに、ウィッグ相手のワインディングは惨敗でした。。

 

あれ？あの努力は？？

一生の財産じゃなかったのか？？

俺の指はどうかしてしまったのだろうか？？

 

時代にあったカリキュラムって必ずある！！

まあ、そんなもんですよね。。

器用な人は現役と同じくらいに何年経っても巻けるかも使れませんが、僕レベルなんて全然ダメですもん。。

汚いし観れたもんじゃない！！

 

それでね、、

 

ここで思ったのは、、

 

「あんなに厳しくなくってもよかったんじゃね？」

 

僕の世代より上はもっとですよね。意味があるか、ないかよりも、とにかくやらなきゃいけないものってのがあります。

 

もちろん、まったくその練習が無駄とかないでしょう。。

 

でも、間違いなく昔のワインディングのオールパーパスのようになにか進化が出来るカリキュラムって沢山ありそうだなと、、

 

うちはシャンプーの練習方法から見直して、今までの昔からの練習方法を変化させる可能性まで視野に入れたいなと思いました。

 

もっと、よりよく効率と技術の向上に役立てるアイデアを開発できたらいいなぁ。。

 

そんな、有意義なカリキュラム改革をめざしていきたいと思います！！

 

では！

 

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