2016
07.02

美容師に『人間国宝』がいてもいいと思うんだけど

大河内の好き勝手言う!

なんで、美容師に「人間国宝」がいないのかが疑問に思ったことがある。

「人間国宝」といえば歌舞伎役者が有名だけども、調べてみるといろんな職種の人がなっているんですよね。

 

⚫︎木工芸作家

⚫︎竹工芸作家

⚫︎陶芸家

 

など、幅広い人がなってる。しっかりとした、人間国宝の基準はしりませんが、こんなこと書いてありました。

伝統芸能の技術継承をきちんとしていて後世への伝達をたしかにして行ける者。さらには、その芸の世界を世間的にも知らしめ高めること

だったら、十分に資格あるんじゃないかな。。まあ、あと基準の一つに「希少価値」ということがあるみたいで、その点に関しては美容師人口は認定基準に達していないのかもしれませんね。

 

形に残らないからこその価値

 

たしかに、陶芸やら木工芸やらすごい技術で、世間から賞賛されるべき伝統芸能だと思いますが、美容師だって「作る」という技術に関しては負けてないでしょ?

ただ、唯一違うのは。。

 

『美容師の作品が永久に残るモノではない』

 

ということぐらいでしょうか?
だって、「髪は伸びる」からね、、

でも考え方を変えたら、むしろ形に半永久的に残るよりも、その一瞬のために形を作って、その時間のみを楽しむことの出来る芸術の方が価値があるようにも感じるんだけどな。。

 

僕たちは「人間国宝級」です

僕たちの業界には大御所の先輩たちが沢山いらっしゃいます。

その方達だって、今後70代や80代になっても現役美容師でいてくれる人っているんじゃないでしょうか?

そしたら、もう僕の中では『人間国宝』をあげてもらいたいくらい。。

だって、80代までやってたら60年以上も人の髪の毛をデザインし続けているんでしょ?

ただ、作品が実物としては後世に残らないだけで、それだけの年齢まで、美容師をして人の髪型をデザインし続けていたら、すごいことです。

僕は美容師だからこそ、そのすごさもわかるし、洗礼された芸術の域に達した技だってことも思います。

その技術で60年以上も継続して何人の笑顔をつくって、何人に幸せを与えてきているのか?

 

それだけでも『人間国宝』の資格あると思うんだけどなぁ。。

 

世間に美容師を認めてもらうことって、、

最近だと桂歌丸師匠を『人間国宝』にしよう!というファンの方達の動きがあるそうです。

それは僕も同意です。沢山の人を笑顔にしてきてる方ですしね。。

 

でも、美容師だって人を笑顔にする力は負けてないんじゃないの?

技術継承だって他の業界に引けをとらないくらいのカリキュラムと修行をしてるんだと思うんですよね。

 

だから、なんだろ。。

 

『人間国宝』にはなれないけど、『人間国宝級の職業』というプライドをもってもいいのかと、、

 

でもね、だからこそ、、

 

昨日もブログで書いたのだけど、、

 

最低限、業界人として、、

 

税金、年金、くらいは、誤魔化すような人が多い業界からは脱却出来るといいなって思っております。。

 

どんなに威張ってすごい仕事をしてても、この二つがしっかりとしていないと、社会的には認めてもらえないし。。

全部を無にしちゃうくらい。。

こんなに『人間国宝級』とか自分で言ってても、業界内の人間がこの重要な「税金」「年金」をないがしろにしてるとマズイよね。。

 

そんなことを思った、シューイチ美容師でした。。

 

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この記事をかいた人

大河内隆広 昭和 53 年 3月 15日生 / 東京都出身 / 国際理容美容専門学校卒業 株式会社 GULGUL代表取締役 『美容室 社長』で検索すると1ページ目の検索順位1位にブログが出てくる。 現在、表参道、東京千葉で美容室を8店舗、イタリアンバル1店舗を経営。 2019年に飲食店トンガリアーノ新小岩店をオープン。 ガイアの夜明けに取り上げられて話題に。 有料オンラインサロンNO LIMITを主催。 会員数800人超。 2019年有料オンラインサロントップ10に選出される

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