美容室社長をしている大河内隆広のブログです。日々の美容室経営で気になったこと、学んだことなどを好き勝手に書いていきます！

『修行期間3年』ってこれから受け入れてもらえるのかな？

大河内の好き勝手言う！

ちょっと前に美容学生と話す機会があった時に、こう言っていました。

「クラスに女子が15人くらいいるけど、そのうち13人はアイラッシュ希望なんです。」

なんで？？

「だってそっちの方がぶっちゃけ給料高いじゃないですか〜〜」

 

まあ、このやり取りだけが今の美容学生の現状だとは思っていませんが、ひとつの流れとしては、この様な事も実際はあるのかなと、、、

これから10年後の美容業界って、どんな予測をたててますか？

いまから10年後ってどうなるんだろ？

美容師になる子が少なくなり、美容業界で人材不足になっている現状は今の現実です。

じゃあ、これは10年後だとどうなってるのでしょう？

●美容師ブームが再来して、人気職になる

●今よりも求人数が減り好きな人しか続かない職種になる

まあ、無難に考えるとどっちかですよね。個人的にどちらになって欲しいかと聞かれたら、もちろん最初のヤツです。もっと美容師になりたい子が増えて、人気職になって欲しいのは、自分の業界だからでしょう。

でも、このままで本当になりそうだと思ってしまう予感がするのは、後者なんですよね、、、

もちろん労働環境をよくしなきゃ！

これからの美容業界で懸念している事の理由を書きます。

完全なる僕の主観ですが、僕がこういう事を将来の美容業界で心配しているという事を書いてみようと思います。心から、この予測が外れてくれればいいなと思ってます。。

まず、世の中は『ブラック企業』という言葉が市民権を得ました。ブラック企業とはつまり、労働時間と賃金がルールから外れている会社という事です。

激しく美容室は、ここのカテゴリーに何十年も前から入っています。

●労働時間8時間

●昼休憩1時間

●残業なし（夜の練習なし）

そんな条件の職場を学生は望む時代が、より強くなってくるのではないかと思っています。社会保険や福利厚生はあってあたりまえ、それに加えて労働基準法から外れている業態は、もっともっと人が寄り付かない人気ない業態になってしまうのではないでしょうか？？

修行期間の見直しって必要なのかな？？

労働環境だけじゃなく、もうひとつ気になっているのは、スタイリストまでの修業年数です。

僕の時代は3年と言われていました。いまの現状だと、もっと年数にかかっている子達もいます。

けどね、、、

いまの、学生の世代はこの『修行期間３年』ってこれから受け入れてもらえるのかな？？それを心配しています。

現に、アイラッシュは修行期間が短いので入社してからすぐに生産性が取れます。美容室は3年はアシスタントで生産性ゼロなんです。そりゃ、アイラッシュの方が早く給与額があがるわけです。。

僕自身も美容師だから、『修行期間3年』というものが美容師にとって重要で必要な期間なのはすごく理解しています。。

けど、、、

これからの高校生や美容学生は、今から10年後でも美容師の『修行期間』というモノを受け入れてくれるのかが、ちょっと心配なんです。。

今、デビューまで『7ヶ月』という美容室も出てきています。

これから将来は学生達から「7ヶ月の修行期間」でも長くてやってられない。という時代とかこないですかね？？

耐え忍ぶってダサいになるかもよ。

僕たちや、その前の世代までは、どこかで

『耐え忍ぶ事』を美学とする文化があったように、思います。

「3年間は休み1日もしないで働いた！」

それを聞いた僕なんかは、「すげーー」ってまだ思えるし、それで結果を出している人をカッコよく思えます。。

けど、、、

もしかしたら、、

これからの、学生は「ダセー」「アホじゃないの？」「そんなに働いてどうするんだよ！」という風に思ったりする時代にならないですかね？？

それが、これからの時代は加速していったら、美容師の『修行期間3年』なんて時代として受け入れられてもらえない時代がやってきてもおかしくない気がしちゃうんです。

その時、美容室はどうするのか？？

時代に合わせるか？

時代に反発して独自の業界感をつくるのか？

そんな事を、いまから凄く懸念しているし、もしかしたら、僕たちが受け継いできた美容師というシステムをゼロから作り直ししなきゃいけないかもしれませんね。。

どの時代も「若者の常識」って大人の予想外のところから常識がやってきます、、

それに、今の美容業界が否定されないようにしなきゃ、美容師人口は増えていかなく、衰退する事もあるかもしれませんね。。

切に僕の懸念が取り越し苦労に終わることと、、

そうなっても大丈夫な組織と仕組みを、会社として準備していきたいと思っています。。

では。
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