美容室社長をしている大河内隆広のブログです。日々の美容室経営で気になったこと、学んだことなどを好き勝手に書いていきます！

お客様への提案で「頭の片隅に数字」はいらないのかも

大河内の好き勝手言う！

僕はシューイチ美容師になってから１年がすぎました。

なんか、１年をすぎて美容師としての働き方や気持ちが、フルにサロンに出勤している時と変化しているかを考えてみたんですよね。

あらためて、「シューイチ」と「フル出勤」で美容師として『なにが変わったか？』を考えてみました。。

とうぜん、ワークスタイルが変わると自分の美容師としての考え方って変わってくるんですよね。。。

 

数字を気にするのは普通だよね、、

まず、フル出勤している時の僕はどうだったでしょう。。もちろん真面目にサロンワークをしていましたが、今よりも個人の数字を気にしていたのに気づいたんです。

⚫︎売上

⚫︎指名売上

⚫︎店販売上

⚫︎客単価

 

そんなことを、会社全体の数字と同時に個人の売上も「低くちゃならねえ！」という気持ちが当然あって、すごく意識はしていたんだと思います。

 

じゃあ、シューイチになった今はどうか、、

 

あまり個人の数字は気にならなくなってしまいました。。。。。

 

ダメですね、怒られそうです。。

 

美容師としての「勘」は忘れたくない

今、僕がサロンワークをやっている理由は、もちろんオープン当初から来てもらっているお客様の髪を担当したいという気持ちが強いです。

シューイチになって不便なのに、それでも土曜日に予約を入れてくれるお客様には感謝ですしね。

あともう一つの理由として「美容師勘をなくしたくない」という事があります。

今となっては僕の売上なんかショボいので、サロンワークから抜けたとしてもお店に対しての影響は少ないでしょう。

 

しかし、僕の仕事は「美容室の社長」です！！

 

経営する中で、リアルにサロンワークをしてお客様と接したり、スタッフと美容の仕事を共有する時間が少しでもないと、美容室を経営する為の「勘」が薄れたまま、指揮をとってしまうのが怖いんですよね。。

 

だから、シューイチ美容師は続けたいと思っています。

 

純粋にお客様の為をだけ思えるようになった！

あと、もう一つ大きな変化があるんです。。

それは、

 

「本当に効果のある施述じゃないと、お客様に提供したくない気持ちが強くなった」

 

こう聞くと当たり前のことなのですが、、
例えば、、、、
ショートでツルツルの黒髪で撥水毛のお客様に対してでもフル出勤の時はトリートメントをお勧めしていました。

でも、そういうお客様に最近は「効果あるのかな」と思っちゃうのです。。

もちろん、ショートの健康毛にトリートメントをやったとしても、効果はありますし、やらないよりやった方がいいでしょう。しかし、やらない方が良い時でも『客単価』の呪縛で誰にも強制されてないのにトリートメントの施述をしたこともあります。

 

なんだろ、、伝わるかどうか不安なのですが、、、

 

お客様第一では考えているのですが、フル出勤の時は個人の数字もチラッと頭の片隅に思い浮かんじゃって、単価や売上の為にメニューをお勧めすた事がゼロではないという事なんです。。

 

それが、今は自信を持ってゼロって言えます！！

 

まあ、当たり前ですよね。。

 

当たり前すぎて、自慢げにいうことではないと思いますが、、

今は、個人の数字に気をとられていないので、本当にお客様に必要な施述や店販商品じゃなきゃ進めたくない気持ちが大きくなっているんです。。

 

だから、僕が判断してお客様がパーマをかけたかったとしても、かけない方が良いと思ったら、すぐにパーマを断ります！

 

じゃあ、昔はどうだったか。。

 

もちろん、パーマのリクエストがきて髪の状態が微妙なときは、考えます。。けど、、売上や客単も頭の片隅にあるから、すごく考えるんです。。

 

「本当にかからないかな。。」

「トリートメント組合わせれば。。」

「薬をコスメのハイダメージ用にして。。」

「２剤は３度付をして定着を。。」

 

などなど、これがお客様がどうしてもやりたいとのリクエストに応える為の思考ならいいのですが、どっかに「数字」も頭に残しての思考なんですよ。。

 

そのへんのマインドはシューイチになって大きく変わったと思います。

 

頭の片隅に数字を取り除く！！

最初から自分の数字をまったく考えずに、お客様に提案を出来る美容師は沢山いますよね。

でも、僕の場合は、あからさまには思いませんでしたが、少なからず「数字」というモノが頭の片隅にあって、それが影響していたのは事実です。。

 

なので、それがなくなった僕の美容師スタイルとしては、、

やってほしいトリートメントとかのメニューは値段が高かったとしても、お客様に遠慮せずに提案しますし、

あまり効果が薄そうだなという施述は、頼まれてもやりません。。

そういう部分が随分と自由にやらせてもらっているので、恵まれた環境ですし、今の美容師スタイルの方が大好きなんです。

 

そして、今思うのは個人の数字という呪縛から解放された僕だからこそ、言えるんじゃないかなって。。

 

僕たち美容師は数字に管理されている事が多い業態です。。

 

もちろん、誰でも「お客様第一」のスタンスだとは思うのですが、、

 

ある一定数は僕みたいな「頭の片隅に数字」の美容師さんもいるんじゃないかなってね。。。

 

そう思ったので正直な気持ちを文章にしてみました！！

 

さて、なにがいいのかはわかりませんが、本当にお客様に必要な提案だけをし続けていきたいものですね。。

 

では！

 

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