美容室社長をしている大河内隆広のブログです。日々の美容室経営で気になったこと、学んだことなどを好き勝手に書いていきます！

独立して僕が1番最初に苦しんだ嘘のような話

大河内の好き勝手言う！

今日は経営者向けのブログを書こうと思います。

無知な僕が独立して一番最初に苦しんだ事です。独立当初はなんの知識もなく、ただ売上を伸ばせばいいものだと思っていました。新規集客して売上を上げてスタッフを増やす。

スタッフが８人くらいにんなってきた時に思ったのです。

 

『うちは結局儲かっているのだろうか？』

 

本当にわからなかったんです。かならず決算が１年に１回あるので、それが会社の成績表だから決算書を見ればわかるはずですが、それですらわからなかったのです。

決算の時も、決算書に興味もなく税理士に『赤字なの？黒字なの？』くらいな低レベルな質問しか出来なかったし。。

決算説明もわけわからなかったから半分以上は聞いてないありさま。

これ、よく「ウソでしょ！」って言われるのですが、本当に「もうかっているのか」が全然わからなかったのです。

 

通帳しか見ていなかった時代

当時の僕は、お店の貯金通帳しか数字の管理はしていませんでした。

給与振込が終わった２５日の段階でいくらの残高があるのかを見るのです。それ以外は全くみていませんでした。

先月よりも残高が低ければ焦るし、高ければ喜ぶ。。そんな単純な事しか見てこなかったのです。でも、そのうちスタッフが８人くらいになり消費税の納付が始まると余計に自分の会社が「儲かっているのか」がよくわからなくなってきたのです。

そのひとつの原因に、、、

 

⚫︎消費税の中間納付

⚫︎雇用保険の分割納付

 

これらの支払いがある月はガクンと通帳の残高がへるのです。だから、通帳だけ見ているとよくわからなくなってきて、、、

この時期になると簡易課税にも該当しなくなり、それ以外にも、イレギュラーな出費ってたくさんあって、、、

 

決算書もまったく興味がなかったんです

決算書で、最終的には会社が赤字か黒字かがわかるようになるのですが、逆に言えば、自分の会社なのに１年に１回しか「儲かっていうのか」がわからなかったのです。

決算３ヶ月前くらいに税理士との決算前会議をするのですが、当時の税理士は、その時3ヶ月前の予測利益と、決算が終わった後の最終経常利益って激しく違ったんですよね。。

その理由は、当時の税理士が決算調整で決算月に、平常月に入れていなかった経費を調整でいれられる事によってガツンと利益が最後に落ちるんです。

 

今だと、なんでそういう事をするのかが、わかりますが、当時の僕は『なんなんだろこれ？』と思っていましたが興味がなかったので最初のうちがそんなに気にしていなかったのです。

 

結局、その当時の税理士は変える事になったのですが、、

 

税理士は税務を見るのが仕事だからね

当時の税理士さんは『税務』しかみてくれていなかったんですよね。いかに、最終的に経費を使って決算で利益ゼロに近づけるかが、最大の仕事にしていたのです。いわゆる税金を払わない経営ですね。

だから、途中経過はどうだってよかったんですよ。

何も勉強しなかった僕は５年くらいはそのまま通帳しか見てこない経営で突っ走ってきました。

本当に今考えるとその状態でよく３店舗くらい作ってこれたなって、逆に自分で驚いちゃうくらい無知な状態での出店だったんです。

 

必要なら税理士変えるのも選択のひとつ

６年目にして税理士を変えました。そして、自分でもすごく勉強しました。それこそ勉強するのに１年間で４００万円以上かけて税務とは財務とは経営とはの基礎を勉強しました。

もちろん月次で数字をしっかり会計上で見るようにもなりました。

いまでは、税金をいかに多く利益を出して払っていく事を中心に経営を考えています。

税務会計ではなく、毎月の数字が最終的な決算とよりリアルにリンクするように調整してもらい決算月にドカッと経費を入れる事もなく全てが平均して経費が落ちるように税理士さんと話し合いながら作ってきています。

おかげで今では毎月毎月の経費や営業利益まで手に取るように正確に把握する事ができます。

 

嘘のような本当の話

僕は自分の会社が儲かっているのかが５年もわからない状態で経営をしてきました。

ちょっと、独立してない人には難しく感じるブログかもしれませんが、本当に一番最初に僕が苦しんできた体験なんです。

それが、『儲かっているのかわからない』という笑い話みたいな事が事実としてあったんですよね。。

借り入れの返済金は経費にならず、減価償却は払ってもいないのに経費になる。これもわからなくさせる一つの要因でした。

 

僕は、いまはスッキリしています。しかしその状態から抜け出すのにすごく苦労しました。

 

このブログを読んでくれている人に、もしかしたらまだその段階の人がいるかもしれない思いで今日は書きました。

 

僕と同じ状況にいまいる人は、まず月次を税理士にだしてもらいましょう。しかも、ちゃんとした月次を。。

なるべく決算までズレる事のない月次です。

それに応じてくれない税理士なら、変えてしまいましょう！僕もそうしてきました。

ちょっと、堅苦しいブログでしたね。。

 

今日はこのへんで、、

 

 

では。

 

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