美容室社長をしている大河内隆広のブログです。日々の美容室経営で気になったこと、学んだことなどを好き勝手に書いていきます！

僕が新卒だった頃は「精神がまだ大人になっていなかった」

大河内の好き勝手言う！

もうそろそろ、新卒生が活躍する時期になってきました。GULGULも４月１日に入社式をするので、そこから新卒生は本格的に活躍する事になると思います。

僕は初めての就職をした美容室を２週間で辞めました。上野の美容室だったのですが、街を歩いている時に美容室の外に張り紙がしてあって。

『美容師募集！条件１７５センチ以上の男子！』

いま思えば斬新な募集の出し方です。
僕は、その募集条件にすべてあてはまっていたので、そこに記載してあった電話番号にかけて面接をして入社したのです。

当時、１８歳だった僕はいま思えば『バイト感覚』の気持ちが抜けていなかったんだと思います。

まったく「社会人になった」という気持ちや感覚を持っておらず、張り紙をみて軽く電話をかけて美容室に入れてもらったという気持ちでしかなかったのです。

軽い気持ちと甘い考えのまま美容室に入社してしまったので、やっぱりすぐに辞めてしまいました。

その時に辞める理由になったのが「髪を染めたのを注意されたから」です。もう高校生みたいでしょ？

ちょうど入社して２週間くらいたって、少し慣れてきた所に僕は髪を染めたんです。美容室の面接に真面目に見られるために黒く染めた髪の毛を明るくしたかったから、、

それを当時の女性店長に注意をされて、髪の色を黒に戻しなさいと言われたのです。

僕は『なんで美容師なのに髪を黒に戻さなきゃいけないんだよ！』と思い、その要求にまったく従う気になれませんでした。その時に僕は、こう思ったのです。

『店長の考え方が古いんだよ』

もう、その時の人間関係がどういう状態だったかは２０年も前の話なので忘れてしまいましたが、あまり周りに仲の良い仲間が、まだいなかったのでしょう。同期は一人も覚えていませんが女の子だらけだった気がします。ここに愚痴の言える男の同期でも一人いたら違っていたのかもしれませんね。

こうして、もう美容室に通う気持ちが薄れてしまって、その美容室を無断でバックれました。

これが僕が１８歳の時にリアルにした初めての美容室入社です。

 

 

精神がまだ大人になっていない

もし、いま同じように僕が髪の色を注意されたらどうか？

そんなことで仕事を辞めるなんて絶対にありえません。だって、そんな事で仕事辞めてたらキリがない事がこの世の中には沢山あるし、それに比べたら髪を染めるとか、すごく小さい問題だもん。

『髪を染めたいから学校辞める』

そんな感覚だったのでしょうね。でもそのあとに就職した美容室で僕はスタイリストまで頑張ることが出来ました。

最初の美容室を辞めた時は本当に『精神がまだ大人になっていない』状態だったのだと思います。だから、子供の感覚のまま働いてしまったので、すぐに耐えられなくなってしまいした。

多分、この時は髪を染めることが問題でしたが、当時の僕には他の理由が自分に降りかかってきても辞めていたでしょう。

⚫︎先輩がむかつく

⚫︎技術がなかなか上手くならない

⚫︎家に帰る時間が遅い

⚫︎自分の時間が全然ない

⚫︎なんとなく嫌になった

これ、社会人の意識がまったく出来ていなかった１８歳の僕にはどれもが辞める理由に簡単に繋がっていただろうと、想像がつきます。

でもね、いまの新卒生ってどうなんだろう？

僕のように『精神がまだ大人になっていない』状態で入社してくる新卒もいるんじゃないかな？だって、まだまだこれからだもんね。

本当は美容師としてやっていけるセンスが沢山あるのに、まだ『精神がまだ大人になっていない』から辞めてしまう人も沢山いるんじゃないのかな。。

僕は1回目の美容室で辞めてしまって、２回目の美容室に入る時は少し成長して頑張ることが出来たんだと思っています。

いまの子はもっと真面目な子が多いから、昔の僕みたいなのは少ないのかもしれないけれども、少数でも一定数いると思うんだよね。

だから、僕は新卒生の『精神がまだ大人になっていない』をなくしていくことを一番の目標にしていきたいと思っています。

やっぱり、自分が失敗してきた道はいつまでたっても覚えているものです。

２０年前にバックれてしまった美容室の店長に会えたら謝罪をしたいと思います。まあ、名前も顔も覚えていないのであえないでしょうけど、、

そんな、思い出話でした。。

 

では

 

気軽にFacebookの友達申請してください！