2016
02.29

店長がよく陥りやすい落とし穴、

うちのスタッフに読んでもらいたいシリーズ

僕はね実は結構「自己啓発」とか苦手です。とくに宗教っぽいやつとかはさらに苦手なんです。。

なんでだろ、なんかしっくりとこないんですよね。

自分を啓発する事の大切さはわかりますし、なんだかんだで同じようなこともやっているのですが、 それを第三者から押し付けられるのが苦手なんでしょうかね。。

第三者から押し付けられたり、もしくは自己啓発にハマっている人を見ると「サーッ」と覚めちゃうんです。

なんか「誰かのために!」よりも「自分の結果を出すために」の方が向いてるタイプなのかも知れません。。

あれ?そんな事言って大丈夫か?俺の好感度??

店長の落とし穴

今日は僕が店長をしていた時の話をしたいと思います。。

だいたいの美容室経営者の誰もが最初は店長から始まります。この時代にどれだけ濃い経験をするかが、その後のトップとして「人に伝える事」の内容が変わってくるんじゃないんでしょうか?

いろいろありましたよ、僕も。。

その中で、1つよく陥りやすい事例を紹介しようかなって思います。

でも、美容室に限らず職種問わずに店舗業をやっている「店長」はこんな体験をした事ある人っておおいんじゃないかなぁ。。

いつの間にかルールが変わってる

いつの間にかお店の決め事が変わってたりするんです。もしくは、決めたルールが無かった事になってたりする事ないですか??

これね、すごくあるんですよ。

●ここにはこれを置かない

●掃除の時は必ずこれをやる

●新規のお客様にはこうする

●シャンプー時にはこうしよう

●カウンセリングの時には必ずやろう


もうね、出せば出すほど決めたルールがいつの間にかやらなくなってる、本当にむしろ無かった事になっている。。

たくさん経験してきました。。

もちろん、なにかしらのルールを決めた時はミーティングとかで皆んなで話し合いながら決めているんです。

だから、、、

『よし、これやろうぜ!!!』

って決めた事は、すごくよい事なんです。しかも、絶対にこうした方が良いって誰もが思う事だらけ。

でもね、、、、

集団の組織の中って、いくら良い事や習慣でもちょっとした事で「無かった事」になるんです。

いろいろ分析してみたんです。

うちも美容室として、絶対にやらなくちゃいけない事がまだ出来ていなかったりします。
例えばね、 、

お客様に対しての「事前会計の告知

これ、恥ずかしながら、何回もやろうとして発信しているのですが、いまだに出来ていない事のひとつです。

カウンセリングをして、メニューが決まった後に施術に入る前、本日のお会計をお客様に教える事なのですが「なんでそんなの出来ないの?」って感じでしょ?

美容室やネイルサロンは「お会計が不明瞭」だって事は散々言われてます。

だから絶対にやった方がいい事だし、やらなくちゃいけない事。。

もちろんGULGULでも『必ずしましょう』と強いレベルで決まった時もあります。

その時はやるんです。 

でもね、そのうちやらなくなっちゃうんです。

そこで僕、スタッフに聞いた事あるんです。

『あれ、やる事に決まらなかったっけ?なんで、やってないの?』

そしたらね、こんな答えが返ってきた事あるんですよね。

『なんかもう、やらないで良くなったんじゃないんですか?誰かが言ってました』

もう、????なんで??って感じでしょ?

店長である自分も悪い

最初は決めた事って皆んなやるんです。

でもね、少し経ったあとに常連の指名のお客様を接客している時に、誰かしらそれを忘れちゃったりするんです。

その、忘れてやってなかった時を、第三者が見てるんです。

また、1人忘れてやらないヤツが出てくるんです。。

そのうち、やらない人の方が人数多くなって。誰かが言い出す。

『あのルールってもうなくなったんだっけ?』

人って誰かがやってないから、やらなくてもいいって心理になりやすくないですか?

それで、どこからか話が発展して。。

『あれもうなくなったらしいよ』

って所まで行っちゃうんですよね。。

その時に大切なのが店長のマインドなのですが、僕はね何回か経験あるんです。

店長である僕まで流されて「無かった事にしちゃう」事が、、、

もう、最悪っすよね、、

結局、継続出来ないってこういう事。

そうです。継続出来ないってこういう事なんです。

最初にやらなくなる人って「悪気がない」事がおおいんです。でもね、誰かがやらなくなると集団心理でマイナスに全員行っちゃうんですよね。

それでね、ルールを決める側の店長ですら、集団心理に飲み込まれちゃう事があるんです。

これが、よくある店舗でのルールで決めた事が継続しないひとつの理由じゃ無いでしょう?

僕は沢山のルールを決めて、沢山無かった事にしてきました。。

多分、うちの今の店舗でも日々これが繰り返されている事もあるのではないでしょうか?

継続って難しい。

でもね、1番最初のルールの発信者はやらなくなった瞬間ってちゃんと気づいてるはずなんです。

でも、その気づい誰もが時もスルーしちゃうんですよね。

「無かった事にすることをやめませんか?」

それだけで、店舗の成長スピードが格段に早くなると、思うんだけどな〜〜

そんなことを思い出した今日でした。

 
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この記事をかいた人

大河内隆広 昭和 53 年 3月 15日生 / 東京都出身 / 国際理容美容専門学校卒業 株式会社 GULGUL代表取締役 『美容室 社長』で検索すると1ページ目の検索順位1位にブログが出てくる。 現在、表参道、東京千葉で美容室を8店舗、イタリアンバル1店舗を経営。 2019年に飲食店トンガリアーノ新小岩店をオープン。 ガイアの夜明けに取り上げられて話題に。 有料オンラインサロンNO LIMITを主催。 会員数800人超。 2019年有料オンラインサロントップ10に選出される

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