美容室社長をしている大河内隆広のブログです。日々の美容室経営で気になったこと、学んだことなどを好き勝手に書いていきます！

コロナの影響で無念の撤退した話　その1

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その1

飲食店をフランチャイズで出店

ちょうど1年ちょっと前。

昨年の2月にトンガリアーノ新小岩店をオープンさせました。
業態はイタリアン
もうすでに、名古屋で展開している飲食店のフランチャイズとしてのオープンです。
　

昔から飲食店には興味がありました！
けど、、僕は飲食経験はゼロ。。
学生の頃に飲食のバイトすらやった事がありません。、

だから、そもそも飲食店なんかは妄想の範囲でしかなく「やってみたいなー」って感情も現実的には、不可能なレベルでしたよね。

そんな時に、トンガリアーノのフランチャイズ募集のこんな記事を読んだのです

「美容師マインドを活かした飲食店経営で、両業界に新風を」

？？？最初はなんだ？って思った。
けど、すぐに「知ってみたい」と感じて、すぐに問い合わせ！
こういう時の行動力には、僕は自信があるんですよねー。

自分が興味を持ったものに対しての好奇心と行動力の速さは昔から自己分析でも光る物があるんです！！

だから、この時もすぐに「名古屋に行こう！」「見て聞いて確かめてこよう！」って思ったんです！
新幹線に乗れば1時間半！！
すぐに、アポを取って訪問する約束を先方として名古屋まで行って来ました！

まあ、ここからは自分でも驚く程トントン拍子。。平成30年12月に物件契約からの翌年31年の2月にグランドオープン。。

1番最初に名古屋まで訪問してから、たったわずか半年かからずしてトンガリアーノ新小岩店は出来上がったのです。

そして、、、

運がよく、、

ガイアの夜明け。。

僕も、出演シーンはマジで少なかったけど、バッチリ出たんですよね！
しっかり名前も出てたしテレビで自分を観た時はドキドキな気分だった！
しかも、、ちょっぴり恥ずかしいし、、（笑）

密着取材は半年くらい続いたから、僕自身も実際にカメラで撮られた時間はめちゃ長かったけど、オンエアされたのは一瞬でしたー。
それでも嬉しいよね。

まあ、今回は「フライパン美容師」が番組テーマだったので、キッチンにすら入っていない僕には関係ないポジションですからね、

でも、ちょっとだけでも映れだ事を良い思い出にしておきます。

他業種への挑戦

そんなこんなで、初めてオープンさせた飲食店

いろいろ、美容師さん達や美容業界の人達も沢山来店してくれて、オープンは順調なスタートが出来ました！

まあ、実は売上はかなり好調だったけど、今だから書けるが利益はなかなか難しかったかな。。
もちろん、それだけお客様が来店して、週末なんかも満席だし、、
見た目としては「超儲かってる！」って感じに見えたけど、ここが難しい不慣れな飲食業。

アルバイト人件費のコントロールとかが上手く出来ずに、売上があるけど利益には少ししか繋がらなかったりしたんです。

他業種への挑戦は難しい

ちょっと、美容室とか本業で上手く行った経営者が「自分ならなんでも出来る」と勘違いして調子にノッた勢いで飲食店に手を出したが失敗して潰してしまう、、、

そんな話は、どこでも聞いた事があります！
むしろ、飲食店で失敗する『王道』というか、マジでそんな話はその辺に沢山転がってるレベルだし、、

「そうはなりたくないなーー」

そんな事ばかりを考えてたし、絶対にやり出したなら成功させてやる！！！って強い気持ちは誰にも負けないくらい思っていました。、

絶対に負けない。。

けど、、、

結局は、、

負けました、、

苦戦

オープンから3ヶ月、、いや半年くらいまでは良かったんだと思います。

そのまま、グイッと売上が伸び続けるんじゃないかなとも思ってました、、
けど、やはり他業種への挑戦、。

そんなに上手く行かせてはくれませんでした。。
ちょうど半年くらい経った頃から売上も停滞期、、
伸びるかなって思ってた売上が横這いで微減し始めてたんですよね、、

けど、まだまだ大きな赤字を出してた訳ではない！！
ただ、誤算だったのは初めての12月の売上が、思った以上に伸びなかったという事。。

なにかが違う。。
すぐさまに、年明けから緊急ミーティング。

1月が終わった時点で、1年間のトータルの営業利益は300万円の赤字だという現実、、

再起と意地

1年間で黒字に持っていけなかったのは痛かった、、、
けど、トータルの300万円の赤字は、まだ取り返せない金額ではない！

しっかり売上さえ乗ってくれれば、1ヶ月で200万円くらいの単店黒字だって出せるキャパではあるのがトンガリアーノ新小岩店。

この時点でオープンから1年経った令和2年の２月、、

今思えば、この時にはもう『コロナウイルス』という飲食店にとって未知の敵がすぐ背後まで襲って来ていたんですよね、、

ニュースで耳にはしてたけど、まだまだ全く危機感を持ってはいなかったし、、
「そんなんあるんだねー、なんかいつもそういうのは中国からだよねー」くらい人ごとだったなぁーー、、

とにかく、この時は売上を伸ばす気満々！！

美容室を経営している「美容師魂」を世に知らしめてやろうじゃかいか！ってくらいのノリで立て直し計画を万全に皆んなでミーティングで叩きあっていました！！

「うおー！絶対に、絶対に繁盛店にしてやるーー！！」

もちろん、本業である美容室9店舗の足を引っ張りたくない。
けど、今はそこに支えてもらっている現実！

いつかは、美容に支えてもらわずに、むしろ飲食の方で美容を支えるくらいになってやる！！

そう、本気で思ってたのが2月の段階でした。。

確実にコロナの足音は近づいていた、、
というか、この時はもう足下にいたんだろね、、

撤退閉店を決める苦悩の、
その2に続く、、

via PressSync