美容室社長をしている大河内隆広のブログです。日々の美容室経営で気になったこと、学んだことなどを好き勝手に書いていきます！

美容師の常識は非常識なのかもしれない、、

大河内の好き勝手言う！

僕は最近の新卒生面接を受けで必ず聞いている項目があります。

「美容室に就職してからの生活パターンってどうなると思いますか？」

すごく興味があるし、就職をした後、現実の生活パターンとズレがあるのも困るので聞くことにしています。

そうすると、

『朝は早く来て練習して、夜は夜中の2時くらいまで練習だから、初めの１、2年はプライベートまったくないと思っています。』

おーー、まあ少しは面接ってことでのリップサービスがあるのでしょうが、それでも素晴らしい。確実にうちのスタッフでそこまで美容漬けになっているアシスタントはいませんね。。

こんな子も、

『営業中で空いてる時があれば練習して、終わったらジムで運動したい！休みの前の日には身体を壊さない程度に練習します！』

おーー、これもまた新しい！僕は美容師がそんな職業であっても良いと思います。この子が言ってる事は世間の常識から見ると、なんらおかしな事を言ってる訳じゃありません。でも、美容業界からみたら「そんな甘い考えじゃ続かないよ！」とかなるでしょ？

もちろん、「夜中2時まで頑張ります」っていうテンションの人の方が、早く上達して良い美容師になれた方がいいと思うんですよね。

しかし、「身体を壊さない程度に練習します」っていうのは、あくまでも営業時間内はしっかりと8時間以上働いて最低限ちゃんと仕事をした朝や夜の話です。

うちなんか、10時間の営業の中、休憩時間だってしっかり取れていない状態での事なんだからね。

世間様からしたら、営業時間内をしっかり働いただけで充分です。そのあとに週1回でも営業外勉強の為に時間を2〜3時間を使っていたら賞賛されるレベルでしょ？

でも、されないのが美容業界です。

今までの文化では、営業外に練習しなかったら、いくら営業中に一生懸命働いていても、、

「お前、なんで美容師になったの？」

とカス扱いでも驚かないような業界ですからね。。

実は、どちらが非常識なのか、わからない時ありますよ、、、

美容業界以外の視点で客観的にこの上記の２つのタイプを見ると、「夜中2時まで頑張ります」はすごく偉いけど、もしかしたら世間様の目ではそっちが異常なのかもしれませんよ。

しかし、練習しなけりゃ上手くなりません。

だから、「身体を壊さない程度に練習します」の方に僕が話したアドバイスは、

「うちは自分のペースで練習をする事も出来る。けど、そのペースだと4年〜5年はスタイリストになるまでかかる可能性があるかもよ。だから、目標とあった練習時間は取った方がいいかもね。」

という事になります。。

僕達が、今まで過ごしてきた営業が終わってから夜中まで練習して、朝早く起きて朝練する。。

その文化は、すごく自慢出来るし誇れるものです。

だからこそ、この美容業界は沢山の素晴らしい美容師を排出しているんだと思うんですよね。

カリスマ美容師ブームなんて、僕達の先人でもある先輩たちが、そのようなブラック企業とかの軽い言葉では当てはまらないくらいの努力をしてきた結果が、生んでるんでしょうね。。

睡眠時間3時間。3年間いっさい休みのゼロ。。

それが、美徳として、それが強い糧になり発展してきたのも事実です。

しかし、どこの業界もそうだと思うんですけど、業界独自のおかしな慣例って沢山あるじゃないですか？

そのひとつに美容師は「頑張りすぎが当たり前」ってのが、あるのかもしれませんね。。

まとめ。

まあ、なにが言いたいのかっていうと、、、

GULGULはこれから目指したいのは、、

やっぱり美容師ですから、自分の時間とお金を投資して頑張ってくれている人は、どんどん成長してもらいます！！

人よりも、先へ先へと立場的にも技術的にもなってもらい、会社を引っ張って行ってもらいたいです！

けど、、、

たとえ、そうじゃなく自分のペースで練習したり、プライベートの時間を使わなくても「カス」じゃなく、3年以内には立派なスタイリストに慣れるようなシステムを会社の中に構築していければと目標にしたいんですよね。。

僕も営業後に練習しないアシスタントをカス扱いした事ありますけど、僕かアシスタントかどっちが異常な考え方なのか、今となっては微妙だと思いますもん。

目指すは、一般企業と同じ思考でもやっていける美容室。会社としても一般企業と比較されても大丈夫な企業力。。

目指します！！

では。

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